東日本旅客鉄道(JR東日本)は来年は上越新幹線の越後湯沢-新潟間で「アートカフェ・現美新幹線」を運行する。
E3系新幹線車両の内外装を改造して、移動しながら現代アートを観賞できる列車を走らせる、という異色の試み。「世界最速の芸術鑑賞」をうたい文句としている。
車両の外装はアーティスト蜷川美香によるデザイン。長岡の花火を大胆に描いたもので非常に目を引く。車内で展示される作品は、絵画、立体、写真、映像、テキスタイルなどでいずれも下記の著名アーティストがこの場のために制作したもの。
松本 尚(絵画) / 小牟田 悠介(平面) / 古武家 賢太郎(絵画) / paramodel(絵画・彫刻) / 石川 直樹(写真) / 荒神 明香(立体) / ブライアン・アルフレッド(映像)
アートを観賞しながらスイーツやコーヒーも楽しんでいただこうとカフェの充実にもこだわっている。
臨時列車として来年春から土休日に運行を予定している。料金体系は未定である。水戸岡鋭治デザインで異色列車では群を抜くJR九州に一矢を報いることができるだろうか。